Webサイトは、時間が経つとリニューアルが必要であるといわれています。コーポレートサイトの場合、リニューアルを検討すべき年数は約7年です。古いコーポレートサイトを使い続けているのであれば、なるべく早くリニューアルを検討しましょう。
コーポレートサイトのリニューアルが必要な理由
一度作成したコーポレートサイトをそのまま使い続ける企業は多く存在します。ところが、社会は日々変化しており、それはインターネットの世界でも同様です。
過去に作ったコーポレートサイトをそのままにしておくと、いつの間にかコーポレートサイトが古臭く見えるようになり、ブランドイメージを著しく毀損する可能性があります。また、継続的な改善をしなかったコーポレートサイトは、競合他社に比べて機能性や利便性が劣り、悪いユーザー体験を引き起こすおそれすらあるでしょう。
また、長い時間が経つと企業のビジネス戦略や目標が変わることはめずらしくありません。変化が発生したのであれば、それを反映したコーポレートサイトのリニューアルは必須です。継続的な更新はSEO対策の観点からも大きな意義を持ちます。コーポレートサイトが最新のSEO要件に準拠していなければ、検索エンジンからの自然流入に大きく影響をおよぼしてしまいます。
コーポレートサイトリニューアルのステップ
コーポレートサイトのリニューアル作業には、決まったいくつかのステップがあります。いきなりリニューアル作業に着手するのではなく、準備段階として検討すべき要素があることを知っておかなければなりません。
現状の評価と課題の特定
まずはリニューアルの方針を決めるために、現状の評価をすることが必要です。サイトの機能性、デザイン、コンテンツ、SEOのパフォーマンスの観点から課題を抽出し、改善すべき点を特定します。
リニューアルの目標と戦略の設定
課題を特定したら、明確な目標を設定しましょう。目標には数値化できるものとできないものがあります。たとえば、SEO対策が課題であったとすれば、訪問者の獲得数目標をKPIとして数値化することが必要です。具体的なKPIを持ち、KPIの達成度を継続的に観測することで、それを達成するための戦略が立てやすくなります。
また、数値化できない定性的な目標も明確においておく必要があります。たとえば、ブランドイメージの強化やユーザー体験の改善は数値で図ることができません。その代わり、訪問者に対してアンケートをとるなど、リニューアルの効果が測定できるように工夫をすることが必要です。
機能とデザインのアップデート
リニューアルの目標が決まったら、それらを達成するための施策を実施します。まずは、主要な機能や大枠のデザインのアップデートを検討しましょう。
機能面では、主要ページを増やしたり、それにともなうナビゲーションの改善が大きなポイントとして挙げられます。またコーポレートサイトのWebコンテンツが多い場合は、サイト内検索機能を最適化し、ユーザーが迷わない工夫をすることが重要です。また、コーポレートサイトからの問い合わせを受け付けている場合は、問い合わせフォームの見直しをすることでユーザーとのコミュニケーションの最適化を図ることができるでしょう。
デザイン面では、コーポレートサイト全体に影響のある要素から優先的に検討をすることをおすすめします。たとえば、視覚的な一貫性を保つためにデザインテーマを設定したり、トップページのレイアウトを改善することは非常に重要です。
コンテンツの見直し
次に検討すべきはコーポレートサイトのコンテンツそのものです。
コンテンツはコーポレートサイトの中身であるといえますが、実際にそれがユーザーにとって有益で関連性の高い情報であるかを評価する必要があります。各ページのコンテンツが訪問者の期待値に合っているかという観点から、更新や追加を検討しましょう。コンテンツと同時に、コーポレートサイトの構成そのものを見直す場合は、こちらの記事も参考にしてください。
SEO対策
リニューアルのタイミングで、最新のSEO要件に合致する修正をおこなうことも大変重要です。最低限の要素、たとえばタイトルやメタディスクリプションが最適化されているか、キーワードが適切に使用されているか、内部リンクが整備されているかなどを優先的に確認するようにしましょう。画像や動画が含まれる場合には、フォーマットやaltテキスト、ファイルサイズが最適化されているか検討することも重要です。
また、昨今はスマートフォンからのモバイルビュー対応もSEOに多大に影響するといわれています。リニューアルのタイミングで、これらの対応漏れがないように気を付けましょう。
テストとデバッグ
コーポレートサイトのリニューアルが完了したら、必ずテストとデバッグを行いましょう。気を付けて修正をしていても、誤字や表示エラー、リンクの破損などが起こる可能性はゼロではありません。コーポレートサイトの公開前に、これらのエラーを修正しておくことが非常に重要です。もしもエラーに気づかず公開してしまうと、せっかくリニューアルしたサイトの評価がかえって下がってしまうおそれがあります。
リニューアル後の運用と管理
コーポレートサイトのリニューアル後も、Webサイトの運用と管理は継続的におこないましょう。
Webサイトの運用には、コンテンツの継続的な更新だけではなく、サーバーやドメインの維持や問い合わせ対応など、Webサイトを維持するためになくてはならない業務も含まれます。これらの業務は数年単位ではなく、なるべく短い期間でおこない、Webサイトを放置することが決してないようにすることが重要です。詳細はこちらの記事もご覧ください。
コーポレートサイトリニューアルのポイント
最後に、コーポレートサイトのリニューアル時に注意すべきポイントを解説します。
一つ目はブランドイメージの一貫性を保つことです。コーポレートサイトは定期的に更新すべきものですが、ブランドの核となるメッセージやビジュアルは一貫したものに保つことが理想です。
二つ目はSEOへの影響を最小化することです。ページURLの変更やコンテンツの削除などは、SEOに大きな影響をおよぼす可能性があります。そのためこれらの変更は慎重におこない、表示順位ににマイナス影響与えないよう配慮しましょう。
三つ目になにより大切なことは、ユーザー体験への影響を忘れないようにすることです。設定した目標達成のためデザイン・機能のアップデートは重要ですが、ユーザー体験への影響は避けられません。変更が悪いユーザー体験につながらないよう意識することで、よりよいリニューアルが実現できるといえます。
コーポレートサイトのリニューアルはジムにおまかせ
企業の「顔」であるコーポレートサイトのリニューアルは、成功するとブランドイメージを大きくアップさせることができます。一方で、その逆効果を生まないために、慎重に推し進める必要があるでしょう。
コーポレートサイトのリニューアルは、豊富は経験と知識のある専門会社におまかせください。株式会社ジムは、あなたの会社のコーポレートサイトをブランディングの観点からお手つだいします。ぜひご連絡ください。