コラム

2024.05.14

コーポレートサイトは、ただ持っているだけではもったいない

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コーポレートサイトは、詳細な企業情報を伝えるためのWebサイトです。どのような理念をもった企業か・信頼できる企業なのかを、パートナー企業や求職者・投資家に知ってもらうための大切なツールとなります。

コーポレートサイトの目的を知らず、ターゲットに合わせた情報を記載できていないと、企業の信頼を得られないといった結果になりかねません。

また、せっかくコーポレートサイトを持っているのに活用できていない状況は、もったいないといえます。掲載情報などの施策を実行し、効果的に活用できるようにしていきましょう。

コーポレートサイトとは?

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コーポレートサイトとは、企業の細かな情報を伝えるためのWebサイトのことです。企業の概要や経営理念(ビジョンやミッションなど)・商品サービス情報・採用情報などを、くわしく掲載します。

ターゲットとなる読者は、主に取引先の法人顧客・新規法人顧客などのビジネスパートナーや、就職活動をおこなっている求職者です。

さらに株式を上場している企業では、株主や投資家などもターゲットです。IR情報・サステナビリティの情報掲載、プレスリリースといった最新の情報を掲載する場合もあります。

サービスサイトやオウンドメディアとの違い

コーポレートサイトとサービスサイト・オウンドメディアは、主にターゲットや目的が異なります。そのため、掲載する情報が異なります。

【ターゲット】
コーポレートサイトは、パートナー企業や投資家・求職者がメインターゲットです。これに対し、サービスサイトやオウンドメディアといった広義でのホームページは、一般消費者や求職者がメインターゲットとなります。

【情報】
企業情報を提供するのがコーポレートサイトです。これに対し、特定の商品やサービスの情報提供をおこない購入を促すのがサービスサイト、自社や取り扱っている商品などに関連する情報を発信し、企業の認知やファンを育てる目的をもつのがオウンドメディアです。

目的や想定される読者が異なることから、提供する情報だけでなくWebサイトのデザインにも違いが表れます。

コーポレートサイトとホームページの違いとは?役割や特性を理解してWebサイトをつくろう

コーポレートサイトの目的

コーポレートサイトは、企業の情報を提供するサイトです。では、ターゲットに向けてどのような目的をもち、企業情報を発信しているのでしょうか。

具体的な目的としては、以下の3つが挙げられます。

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  • 企業としての信頼を得る
  • 企業の想いを伝え共感を得る
  • 企業の魅力を伝え求職者の興味を得る

これらの目的について、くわしくご紹介していきます。

企業としての信頼を得る

コーポレートサイトは、ビジネスパートナーとして今後に期待できる企業なのか・就職するにあたって不安点はないかといったポイントに対して、信頼を獲得するのが目的のひとつです。

昨今では、さまざまな事柄がインターネット上で調べられるようになり、企業について調べる方も多くいらっしゃいます。企業が実在しているのかをはじめ、信頼できる企業なのかといった情報が求められます。

株式上場している企業にとっては、企業価値を伝えることで、投資するに値する企業かといった信頼を得ることも目的の一つです。

企業の想いを伝え共感を得る

企業の想いを伝え、ビジネスパートナーとなる企業や求職者の共感を得ることが、コーポレートサイトの目的の一つといえます。

「何をするかより誰とするか」といった言葉も多く聞かれるようになり、企業理念を重要視することが多くなってきました。

理念となるミッションやビジョン・バリューなどで「事業に対する想いをターゲットに伝え共感を得る」ことは、パートナー企業や求職者が「一緒に歩みを進めていきたい相手なのか」といった部分を判断する材料の一つにつながるのです。

企業の魅力を伝え求職者の興味を得る

コーポレートサイトには、求職者からの興味を得るといった採用の目的もあります。企業の理念や事業内容と共に採用情報を掲載できるため、求職者は会社の全体像を把握したうえで採用情報を検討できます。

一般的な採用情報だけでなく企業の魅力も同時に伝えられるため、理念に共感した求職者を集められる・求職者の記憶にも残りやすいといった点が、コーポレートサイトで採用活動を行なう魅力です。

コーポレートサイトを構成する6つの要素と役割

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コーポレートサイトを構成する要素は、企業規模や株式上場しているか否かなど、企業のフェーズにより変わります。

ここでは、株式上場をしていない中小企業を前提として、必須となる以下6つの要素とその役割についてまとめました。

  • 会社概要
  • 経営理念・企業理念
  • 最新情報
  • 事業紹介
  • 各種採用情報
  • お問い合わせフォーム

また、代表メッセージや社員紹介・導入事例、投資家や株主へのIR情報やサステナビリティ情報などは、補足情報としてご紹介します。

①会社概要

会社概要では、会社の基本的なデータを掲載することとなります。Web上の名刺ともいえる部分であり、正確な情報を見やすく記載するのが重要です。主に、以下の内容を掲載します。

  • 会社名
  • 代表者名
  • 設立年月日
  • 資本金
  • 事業内容
  • 本社所在地
  • 取引銀行
  • 問い合わせ先

本社以外に支社や事業所がある場合や、主要取引先・関連会社・営業許可番号などがあれば、掲載するのがおすすめです。客観的な信頼を得やすくなります。

②経営理念・企業理念

経営理念は、ビジネスパートナーや求職者に、企業としてのあり方や、根幹となる経営者の想いを伝える役割を担います。

似た言葉で企業理念があり、ミッション・ビジョン・バリューなどの総称として用いられることが多い言葉です。企業によっては、経営理念の元に企業理念があることや、企業理念も含め経営理念とする場合もあります。

③最新情報

メディア情報や採用情報など、企業活動の最新情報を掲載しましょう。最新情報は、企業活動の証であり、発信することでターゲットの安心感につながります。

発信する情報は、プレスリリースや採用情報・事業に関する情報などが挙げられます。必要に応じて、株主に対してIR情報を掲載することもあるでしょう。

④事業紹介

事業紹介では、自社が展開するサービスや商品・事業を紹介します。それぞれの特徴や魅力・店舗情報・これまでの歩みなどが伝わるような内容の掲載が望ましいでしょう。

企業内で複数の事業内容があったりさまざまな商品を展開したりしている場合、一覧やジャンル別で振り分ける・検索できるようにするなど動線を整えるのがおすすめです。

⑤各種採用情報

採用情報は、基本的な募集要項を必ず記載します。採用活動をおこなっているポジションや給与・勤務形態といった条件を掲載できるとよいでしょう。応募フォームへの動線も忘れずに作るようにします。

そのうえで、求職者にアプローチできるようなコンテンツも取り入れるのがおすすめです。どのようなコンテンツがよいかは、効果的な活用方法の項目で、より詳しくご紹介します。

⑥お問い合わせフォーム

お問い合わせフォームは、必ず設置するようにしましょう。新規の取引先や求職者などが興味をもちやりとりができるチャンスがあっても、問い合わせフォームがないとどこに連絡したらいいかわからず、諦めてしまうといった可能性が考えられます。

補足事項:代表メッセージや導入事例・IR情報など

コーポレートサイトの必須項目のほか、代表メッセージや社員紹介・導入事例・IR情報・サステナビリティなど、プラスで掲載することでターゲットの目に止まる情報も多くあります。

ビジネスパートナーや関係者、株主などが興味関心をもつきっかけになり得る項目・企業の信頼を証明できるような項目を掲載しましょう。

コーポレートサイトの効果的な構成については、以下のページでより詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

コーポレートサイトの効果的な構成とは?一般的なサイト構成を知ろう

コーポレートサイトの効果的な活用方法

オンラインでのビジネスチャンス・求職活動が当たり前になっている昨今では、営業や採用の窓口としてコーポレートサイトを活用できます。

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  • 新規取引の営業窓口にする
  • 社員の声を掲載し採用活動を効率化する
  • オウンドメディア内蔵型にしてサイト訪問者数を増やす

これらの活用方法について、詳しく見ていきましょう。

新規取引の営業窓口にする

コーポレートサイトは会社概要や経営理念・事業内容などの情報がまとまっていることで、企業の全体像だけでなく、どのような理念の元に活動しているかまで、深く理解できます。

そのため、理念に共感したり活動に期待したりといった、新規のビジネスパートナーとなり得る企業がコーポレートサイトを訪問した際、新規取引の営業窓口として活用できるのです。

問い合わせフォームに新規取引に関する文言などを記載することで、問い合わせまでのスムーズな動線を作れるでしょう。

社員の声を掲載し採用活動を効率化する

コーポレートサイトの採用情報に「働いている社員の声といったインタビュー内容」などを掲載することで、採用活動の効率化に期待できるようになります。

求人サイトなどだけでは伝えきれないような内部の雰囲気・自社の魅力を掲載できるのが理想です。働いてからのイメージがつきやすく、興味を持ってもらえる可能性が高まるでしょう。

また、働いてからの姿をイメージして就職してもらえることで、就職後のミスマッチを防ぎ、定着率が上がることにも期待できます。

オウンドメディア内蔵型にしてサイト訪問者数を増やす

コーポレートサイトは、さまざまなWebメディアの併設が可能です。中でもオウンドメディア内蔵型にすることで、コーポレートサイトへの訪問者数を増やす効果に期待できます。

そもそもオウンドメディアは、自社が扱っている商品に関する情報などの記事を公開し顧客と接触することで、サービスや商品を欲している見込み顧客を集客する目的があります。

こうしたオウンドメディアに掲載する記事内に「自社商品やサービスを訴求」することで、企業自体を知らなかった人も、コーポレートサイトへ呼び込むことが可能です。

コーポレートサイトなどは、フェーズや事業の変化などでリニューアルすることが推奨されます。現在オウンドメディアを併設していないという場合、リニューアル時に併設を検討するのもよいでしょう。

コーポレートサイトのリニューアルはなぜ必要?リニューアルのポイントを紹介

コーポレートサイトの制作・運用ならデザイン会社のジムにおまかせ

コーポレートサイトは目的を理解し、企業のフェーズに合わせて必要な情報を過不足なく掲載することが大切です。営業や採用の窓口になるため、ユーザー目線でわかりやすい動線が整っているか・問い合わせまでスムーズにおこなえるかといった部分を重要視し、コーポレートサイトを構築する必要があるでしょう。

デザイン会社である「株式会社ジム」では、コーポレートサイトの戦略を練るところから始まり、デザイン・実装・運用・改善を一貫しておこなっています。

「コーポレートサイトの目的や役割をどう見出してよいのかわからない」といった悩みを抱えている場合でも、お客様と一緒に目的を考え、道筋を作ることが可能です。

サイトデザインに関してもサービスの根幹としてプロフェッショナルであるため「コーポレートサイトの目的を見出すところからサイトの制作まですべてをまかせたい」とお考えなら、ぜひ株式会社ジムにご相談ください。

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