コラム

2024.02.14

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2023年6月28日から3日間にわたって開催された「コンテンツ東京2023」。弊社も自社制作した展示ブースで出展しました。多くの企業が出展する展示会では、人目を惹く個性的なデザインのブースや、来場者が入りやすいブースの制作が求められます。一体どのようなブースが理想的なのでしょうか。今回は展示会で実際に目にした事例をもとに紹介します。

展示会ブースを作るのは主催者ではない

ギャラリーやホテル、ドームなど、大小問わずさまざまな会場で、展示会が開催されています。展示会に参加するためには、まず主催者に申し込みをしなければなりません。無事申し込みが完了したら、当日のブースの小間位置決めが行われます。

小間位置が決まれば、いよいよブース内の装飾・施工について考えるフェーズです。ここで必ず理解しておきたいのは、「ブースの施工内容や装飾業者を決めるのは主催者ではなく、出展者自身である」ということ。展示会の内容はさることながら、そのイメージを叶えてくれる装飾会社を自分たちで探さなければならないのです。

では一体どこまでを自分達で考え、どこからは業者に依頼すべきでしょうか。

展示会ブース作りに求められる役割

役割

展示会ブースを作り上げるためには、まず必要な役割を理解しておく必要があります。それによってブース作りのフローが明確になり、業者にも依頼しやすくなるはずです。

1.ディレクター

展示会ブースのディレクターは、ブースのコンセプト設定やデザイン、工事会社への依頼など、ブース設営から管理までを総合的に監督する役割を担います。運営事務局やクライアントとのコミュニケーションを重ねながら展示会の流れを把握し、マニュアルを作成してスタッフに指示を出さなければなりません。

言ってみればディレクターはブース制作の総責任者です。クライアントのニーズを的確に把握し、それを満たすクリエイティブの制作をデザイナーやコピーライター、設計担当者に指示できるスキルが求められます。

2.デザイナー

ブース内のレイアウトやパネルのデザインを考えるデザイナーの存在は、ブース制作に欠かせない存在です。出展目的に合わせたブースデザインができるだけではなく、当日の会場での来場者の動きを予測して、「話を聞いてみたい」と興味をそそるようなデザインの構築スキルも求められます。

また、壁面やパネルなどの空間デザインだけではなく、パンフレットやノベルティなどのビジュアルデザインが必要になることも。そのため、ひとつの展示会を開く際に、複数のデザイナーが関わることも珍しくありません。

3.コピーライター

多くの企業が出展してある展示会であれば、自社のブースが来場者の目に触れるのはほんの一瞬。その一瞬で来場者に興味を持ってもらうためには、わずか3秒で人を惹きつけるビジュアルやキャッチフレーズが求められます。

長すぎず、短すぎず、来場者に興味を持ってもらえるキャッチフレーズのアイデア創出は、簡単なようで意外と難しいものです。そのため、プロのコピーライターに依頼して一緒にフレーズを考える必要があります。

4.動画制作者

キャッチフレーズと同様に、ビジュアルも展示会ブース制作において重要なポイントです。企業のイメージが湧きやすい色やデザインを用いた装飾を施したり、パネルやポスターを使ってアピールしたりするのも有効です。

さらに、動画を有効活用する手もあります。動画を流しておくことで商品をアピールできますし、通路を歩いている人にも足を止めて見てもらいやすくなります。BGMをつければ視覚だけではなく、聴覚に訴えかけることも可能です。

そのような動画制作は、やはり展示会用の動画を作り慣れているプロが適任です。

集客力を高めるブースづくりのポイント

多くの人が訪れ、また多くの企業が出展する展示会では、平凡なブースは埋もれてしまいます。かといって、ただ目立てば良いというわけではありません。そこがブース制作の難しいポイントです。ここでは集客力を意識したブースづくりのポイントを3つ紹介します。

1.装飾で自社の個性を出す

展示会の最大の目的は自社の認知拡大にあります。決して商品やサービスの説明だけを行えばいいというわけではありません。たとえ成約には結びつかなくても、自社の名前は覚えてもらえること、さらに会期後にコンタクトが取れるように、装飾にも覚えてもらいやすい自社の特色を加えましょう。

カラーは自社のコーポレートカラーでなるべく統一し、パネルやパンフレットでは目がつく位置に社名を載せるようにしてください。環境保全に力を入れている企業であればグリーンを基調にするなどして、ブランディングを意識しましょう。

2.商品・サービスはパッと見でわかるように見せる

展示会のトレンドは年々進化していますが、いつの時代も主役は自社の商品・サービスです。ブース内では最もアピールしたいプロダクトを目立たせる装飾を考えましょう。目につきやすい場所に展示をしたり、魅力を伝える動画を制作して流したりすると、印象付けられます。体験コーナーを設けるのもおすすめです。

3.視覚効果を最大限に意識する

一般的に人は耳から得た情報よりも、視覚から得た情報のほうが記憶しやすいと言われています。そのため、展示会ではビジュアルを重視するようにしてください。華やかで美しいデザインも大切ですが、展示会ブースの制作においては「見やすさと分かりやすさ」が何よりも重要です。

壁面に説明文を書く際には、大人が立ったときの目線に合わせた位置に書くことで、ごく自然に読んでもらうことができます。また、前面に押し出したいプロダクトはブース前方への設置がおすすめです。

コンテンツ東京2023に見る企画事例

ここからは株式会社ジムも出展した「コンテンツ東京2023」がこれまで手がけた各企業のブースをご紹介します。

株式会社ウエストホールディングス様

再生エネルギー事業を展開する株式会社ウエストホールディングス様は、大きなゲートのオブジェが人目を惹いていました。ブルーとホワイトを基調にしているため圧迫感がなく、入りやすそうな印象です。

動画を視聴できるスペースが設けられていました。簡易テーブルとイスがあり、メモを取りながら動画に集中できるつくりが印象的です。

キャッチフレーズはシンプルに「メガから、イエまで。」。これくらいシンプルなほうが、来場者は覚えやすいかもしれません。

株式会社ベジコープ様

産直野菜を取り扱う株式会社ベジコープ様のブースには試食・アンケートコーナーが設けられていて、賑わっている印象でした。食品系は試食サービスを設けることで、かなり盛り上がりそうですね。消費者のリアルな声も集められ、出展者と参加者の双方にとって意味がある展示会になっていました。

株式会社スマートテック様

誰の目にも留まるように、赤地に白い文字で、大きく社名が書かれていました。サービス内容もわかりやすく、絵と文字で説明していた印象です。目線の高さに合わせて展示が作られていますね。広々とした視聴スペースは明るく、誰もが入りやすい印象です。

他にも商談スペースや体験スペースなど、参加者とスタッフがコミュニケーションを取りやすいつくりが意識されているように感じました。

株式会社ジム

株式会社ジムでは、クリエイティブスタッフを写真とともに紹介することで、信頼性と親近感を持っていただけるようにしています。また、創業42年の会社であることを重点的に訴求することで、さらなる安心感を伝えています。

動画制作を得意としている弊社では、実際に制作した動画をダイジェストとしてつなぎ、通な路から見えるモニターで再生しています。これによって、足を止めてくださる参加者が何名様かいらっしゃいました。

展示会ブースの制作は株式会社ジムにご相談ください

展示会は自社の商品やサービスをアピールできる絶好の機会です。また、自分自身がこれまで知らなかった業者を知るチャンスでもあります。そんな展示会ですが、ブースの内容次第で盛り上がりが天と地ほど変わってくることも事実です。少しでも多くの人に目に留めてもらえるように、ブース制作はプロの業者に依頼してみませんか。

株式会社ジムは創業42年を迎えた企業です。ITメディアの制作を行う一方で、展示会ブース制作も得意としております。映像制作者やデザイナー、コピーライターを擁しておりますので、ご期待に添えるブースの制作が可能です。展示会への出展を計画されている方は、まず一度お問い合わせください。

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