コラム

2024.12.23

私が家庭菜園YouTuberになった理由。

私が家庭菜園YouTuberになった理由。

こんにちは。株式会社ジムの代表を務めております、久保木肇です。普段はWebサイト制作や運用改善のサポートを中心に、企業のブランディングやマーケティングに携わっていますが、今回は少しお仕事から離れて、私が趣味で続けている家庭菜園のYouTubeチャンネルについてお話ししたいと思います。仕事とはまた違った一面として、なぜこのチャンネルを始めたのか、そしてどのように続けているのか、その背景をお伝えします。私のYouTubeチャンネルのURLは記事の最後に紹介しますね。

家庭菜園チャンネルの画像

データで見る私のチャンネル「家庭菜園の作業記録チャンネル」

家庭菜園YouTuberとしての道を進み始めた私のチャンネル「家庭菜園の作業記録チャンネル」のデータを紹介します。

  • チャンネル開設日: 2021年1月21日
  • 投稿本数: 214本(2024年10月現在)
  • チャンネル登録者数: 1,751名
  • 最大視聴回数: 41,805回/1本
  • 収益化達成: 2023年7月(開始から約2年半後)

YouTubeでチャンネルを始めてから、約2年半かかって収益化に到達しました。そこまでの道のりは決して短くはありませんでしたが、今ではYouTube Studioを使って日々データを確認し、どの動画が視聴者に響いているかをチェックしています。

家庭菜園YouTuberになったきっかけ

普段の畑の作業

私は29歳の時から家庭菜園を始めたのでキャリアとしては27年。

2021年、コロナ禍が始まって約1年が経ったころ、取引先や経営者仲間から「YouTubeを始めたいが、どうしたらよいか?」という相談を受けることが増えてきました。それまでの私のYouTubeの使い方は、クライアント向けに制作した動画を「限定公開」でアップし、確認用の動画置き場として使う程度でした。しかし、相談をしてくれる方々は、YouTubeを自社のブランディングやマーケティングに活用したいという意図を持っており、その答えを出すために、まずは自分がYouTubeでブランディングとマーケティングを体験しようと考えました。

ただ、いざYouTubeを始めるにあたり、自分がどんなチャンネルをやるかを真剣に考えました。YouTubeで人気のチャンネル、たとえば朝倉みくるさんやヒカルさんのようなエンターテインメント系は、私には合わないと感じていました。そこで、自分自身の趣味にフォーカスすることに。ギターも考えましたが、すでにたくさんのYouTuberがいるし、自分のスキルでは満足のいくものができないと判断。結果、私が畑を借りて続けている家庭菜園をテーマにしたチャンネルを始めることにしました。

動画投稿を続けるための工夫

YouTubeを始めてから、動画の投稿を続けるためにいくつかの工夫を取り入れました。

普段の作業をそのまま動画化

動画のために何か特別なことをするのではなく、普段畑で行っている作業をそのまま撮影しています。土作りや種まき、苗の手入れ、収穫まで、日常的な作業をコンテンツにしています。

編集時間を最小限に

当初はPCで編集作業をしていましたが、1本の10分動画を完成させるのに4〜5時間もかかることがありました。テロップを入れる作業も時間がかかりすぎるため、途中からはスマホやiPadを使って編集するようにしました。Premier Rushというシンプルな編集アプリを使用し、仕事と趣味の境界線を保ちながら、隙間時間に編集作業を行っています。慣れた作業なので10分動画を編集するのに30分程度になりました。ただし、YouTube投稿時にタイトルや概要欄のテキストとサムネイル画像を作るのに、これまた30分くらいかかります。

プレミアラッシュの編集画面

こちらは編集画面です。Adobeのプレミアラッシュを使いiPadminiで作っています。

視聴者とのコミュニケーションの楽しさ

YouTubeチャンネルを運営していると、思わぬ形で視聴者とコミュニケーションが生まれることもあります。ある日、畑のお隣さんから「YouTubeを見てきた人が尋ねてきたよ」と言われたことがありました。私が和光市という地域を動画内で明言していたため、地元の方が私の畑を訪ねてきたようです。さらに、近所を歩いていると「久保木さん、動画見てますよ!」と声をかけられることもありました。YouTubeを通じて、リアルなコミュニケーションが生まれることは予想外で、非常に楽しい経験です。

ある温泉街で視聴者が増えた

実は、家庭菜園チャンネルを通じて、思わぬ場面で自分の動画が話題になることもあります。ある時、山梨県の石和温泉に滞在していた際、夕食後に「ロックバー」と書かれた看板が目に入り、気になって入店しました。店内にはマスターとお客さんが1人だけ。しばらくして、そのお客さんが突然エレキギターを弾き始め、話の流れで「弾いてみますか?」とギターを手渡してくれました。少しブルースを弾くと、マスターとお客さんは驚いた様子で「あなたは何者ですか?」と聞いてきたので、冗談交じりに「YouTuberです」と答えました。その後、家庭菜園チャンネルのことを話すと、店内のモニターで私の動画が流れることに。お店を後にした後、チャンネルを確認してみると、登録者が2名増えていたんです。思わぬ場面で、自分のチャンネルが話題になることもYouTubeを続ける楽しさの一つですね。

YouTubeアナリティクスで見る視聴者層

YouTubeを運用する上で、データを活用することは非常に重要です。YouTube Studioのアナリティクス機能を使えば、視聴者の年齢層や性別、視聴時間などを把握できます。私のチャンネルでは、視聴者の多くが65歳以上の男性です。視聴者層に合わせた言葉遣いやコミュニケーションスタイルを意識することで、フラットなスタンスで同じ趣味を楽しむ仲間として接するように心がけています。

アナリティクスの画面

YouTubeスタジオのアナリティクス画面です。赤く囲みましたが私の視聴者さんは65歳以上の男性が多いことがわかります。

アナリティクスで見る再生回数が多い動画

1万回以上再生された動画の傾向は○○○の方法といったノウハウ系です。逆に再生回数が少ない動画は、ただ収穫して食べるだけのものだったりします。

 

収益化のリアルな現実

2023年7月、ついにチャンネル登録者数が1,000人を超え、YouTubeから収益が得られるようになりました。初めて口座に振り込まれた金額は、野菜のタネや苗、肥料を購入するのにちょうど良い額でした。YouTubeで収益化しているチャンネルは全体の約10%と言われており、金額は決して大きくありませんが、自分の好きなことを続けながら少しでも収益を得られるのは嬉しいことです。

YouTubeで楽しさを広げるために

私が家庭菜園YouTuberとして活動している理由は、趣味を楽しみながら、自分自身をブランディングするためです。仕事としてYouTubeを運用する方々へのアドバイスとして、何よりも楽しみながら続けられるテーマを見つけることが大切です。私自身、趣味として始めた家庭菜園チャンネルが、多くの人と繋がり、コミュニケーションを生む場となっています。私のYouTubeチャンネル「家庭菜園の作業記録チャンネル和光市の久保木肇」はこちらのURLからご視聴いただけます。https://www.youtube.com/channel/UC9pjKJ1UZL3hi-1q7eRyotg

株式会社ジム代表の久保木肇が趣味で続けている家庭菜園YouTubeチャンネルの誕生秘話や、動画投稿を続けるための工夫、視聴者との意外なコミュニケーション体験などを紹介。ビジネスとは異なる視点から、趣味の活動を通じたブランディングの重要性を語ります。

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