コラム

2024.11.12

Webサイト運用の三本柱:K(解析)・K(改善)・K(改修)で結果を出すために必要なこと。

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こんにちは。株式会社ジムの代表 久保木肇です。私はコピーライターとしてお客様のコミュニケーション活動の企画・提案から実施までお手伝いしています。その中でWebサイトの制作に携わることが多いのですが、お客様に共通するものとして、Webサイトローンチ後の運用方法がよくわからないという課題があると感じています。この記事では、私が実際に運用のフェーズで大切なことだと考えていることを「K(解析)・K(改善)・K(改修)」という三本柱にまとめて解説します。

Webサイト運用の大切さとは?

運用イメージ写真

多くの企業がWebサイトの制作には熱心に取り組みますが、サイトを「運用」する段階に入ると、その重要性が見過ごされがちです。しかし、Webサイトの真価は運用にあります。特に、リードの獲得や採用エントリーなどを目的としたコーポレートサイトやランディングページにとって、運用フェーズは成果を最大化するために欠かせない要素です。

この運用を成功させるためには、「K(解析)・K(改善)・K(改修)」という三本柱が必要です。しかし、現場ではこれらを実行するためのリソースが不足しているケースが多いのも事実。例えば、Web担当の部署が人手不足だったり、デジタル運用の経験が豊富な人材が社内にいないという問題に直面している企業も少なくありません。さらに、上司が昭和的な「KKD(勘・経験・度胸)」の世代で、データに基づいた意思決定の重要性を理解してくれないといった課題もあるでしょう。この記事では、Webサイト運用における「解析」「改善」「改修」の各ステップを詳細に説明し、Webサイトを効果的に運用する方法をご紹介します。

解析:データに基づく現状把握

Webサイト運用の第一歩は「解析」です。解析を行うことで、サイト全体のパフォーマンスを定量的に把握し、改善策を考えるための基礎情報を得ることができます。株式会社ジムでは、以下のツールを活用して、詳細なデータ解析を行っています。

Google Analytics(GA4)

GA4の画面 ページごとのセッション数、デバイス比率、コンバージョン数やコンバージョン率を詳細に分析し、サイトの現状を把握します。

Google Search Console

サーチコンソール画面サイトに流入している検索クエリ(キーワード)や、どのページがどのキーワードで検索されているかを解析します。

Microsoft Clarity

クラリティ画面ヒートマップでユーザーがどの部分をクリックしているか、どこでスクロールを止めているかを可視化。さらに読了率を追跡し、ユーザーの行動パターンを詳細に理解します。

Google Looker Studio

lookerstudio画面複数のデータソースを統合し、視覚的に分かりやすいレポートを作成。定期的な報告に役立てます。

このように、解析ではサイトのパフォーマンスをさまざまな角度からデータで確認し、その結果に基づいて次の改善ステップに移ります。

改善:解析データに基づいた仮説立案と実行計画

データ解析の結果から見えてくる課題に対して、次に行うのが「改善」です。ここでは、仮説を立て、具体的なアクションプランを策定します。例えば、以下のようなケースが考えられます。

例1: 問い合わせページに誘導するCTAボタンのクリック率が低い場合

解析からわかるように、クリック数が少ない場合は、ボタンの配置やラベルに問題があるかもしれません。よくクリックされているボタンがどの場所にあるか、どんなテキストが効果的なのかを分析し、最適な改善策を検討します。

例2: 問い合わせフォームまで到達してもコンバージョンに繋がらない場合

ユーザーがフォームページにアクセスしても、実際の問い合わせまで進まない場合は、記入項目が多すぎる、問い合わせ後の対応への不安感がある、または他のページに目が移り遷移してしまうといった原因が考えられます。これらを改善するために、記入項目の削減や安心感を与える文言の追加、不要なリンクの削除などを行います。

競合他社との比較分析

比較イメージ写真また、ベンチマークとして競合他社のWebサイトのUI/UXを参考にすることも重要です。競合のサイトがどのように情報設計されているかを分析し、自社サイトの改善に役立てます。

このように、改善策はデータに基づいた仮説から導き出され、具体的なプランに落とし込まれます。

改修:改善策を具体的に実行するプロセス

「改修」は実際にWebサイトに手を加える工程です。このフェーズでは、多くのクリエイターが協力して作業を進めます。株式会社ジムの改修プロセスは以下のように進行します。

アナリストによるデータ集計

まず、アナリストが前月までのデータを集計し、セッション数やコンバージョン率の変動を分析します。もし数値が下がっている場合は、その原因を探ります。考えられる原因としては、競合他社の動向、季節的要因、Googleのコアアルゴリズムのアップデートなどが挙げられます。

改善策の立案

改善提案のイメージ写真アナリストとWebディレクターが共同で改善策を立案します。改善点を明確にし、次に何を行うべきかを計画します。

クリエイティブチームによる改修

具体的な改修作業は、ライターがテキストを更新し、デザイナーがビジュアルやUIを再設計します。その後、エンジニアがコーディングを行い、改修内容を実装します。

こうして、解析、改善、改修の全工程がスムーズに進行し、効果的なサイト運用が実現します。

株式会社ジムの成功事例

株式会社ジムでは、複数のクライアントに対して長期的な運用支援を行っています。6年以上にわたり運用改善を担当しているWebサイトでは、セッション数を4倍に増加させ、維持しています。また、リブランディングを手掛ける案件も増加しており、サイト制作から運用まで一貫して任せていただくケースが増えています。

具体的なクライアントの声として、「解析、改善、改修すべてをワンストップで対応してもらえたことで、社内の負担が軽減された」「施策の効果が定量的に示されるため、上司にも報告しやすくなった」といった評価をいただいています。

まとめ:K(解析)・K(改善)・K(改修)を一貫して提供する株式会社ジム

Webサイトの運用で最も重要なのは、「K(解析)・K(改善)・K(改修)」のサイクルを継続的に実行することです。株式会社ジムでは、これらの全プロセスをワンストップで提供し、お客様のサイト運用を強力にサポートします。Webサイトの運用に悩む方々にとって、最適なパートナーとなることをお約束します。

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